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西湘ホール コラム
作成日:2017/06/01 最終更新日:2023/10/16

 お施餓鬼 ~ すべての仏様のために ~

こんにちは。西湘ホールの金子 理紗です。
日中は、真夏のような暑さでも、日が暮れる頃には羽織ものが必要なほど
寒暖の差が激しい日々ですが、いかがお過ごしでしょうか?

さて、先日、お寺様の施餓鬼法要の準備をお手伝いしていたところ
通りかかった方に「これはなんと読むのか?」と尋ねられました。

そこで、今回は『お施餓鬼(せがき)について触れてみたいと思います。

まず、餓鬼(がき)とは、生前の悪行などにより、亡者の世界に落とされた
常に飢えと乾きに苦しんでいるもののことを意味します。

お施餓鬼は、施餓鬼会(せがきえ)または、施食会(せじきえ)ともいわれ
仏教行事の一つです。

釈尊の十大弟子の一人、阿難尊者(あなんそんじゃ)の逸話に由来があります。
阿難尊者が瞑想をしていた際、一人の餓鬼が現れ、
「お前は3日後に死に、我々と同じ餓鬼道に落ちる」
ということを言われました。

恐れをなした阿難尊者は、釈尊に相談しました。
釈尊は「その苦から免れたければ、三宝(仏・法・僧)に供養なさい。
無数の餓鬼たちに食物をほどこして供養した功徳により
餓鬼も救われ、その功徳によって、お前も救われるだろう」
と教えました。

お施餓鬼は、釈尊の教えに従い、寿命を延ばすことのできた
阿難尊者の説法からはじまった行事といわれております。

お盆の時期に、行うことが多いため盂蘭盆会(うらぼんえ)
混同されている方もいらっしゃるかと思いますが、
お施餓鬼は、無縁仏や餓鬼の供養をするとともに、
新仏や先祖代々の霊を供養し、すべての仏様のために心をこめて行う行事です。
また、日頃の自分の“餓鬼の心”を反省し、自他ともに助けるということも
大切にされています。

普段忘れがちな、ご先祖様がいるから今の自分があること、
そして、自分自身の行いを振り返る、
そういった機会なのではないかと思います。

さて、西湘ホールでは、6月17日(土)10:00~
ご葬儀展示会を開催いたします。
ご葬儀のことに限らず、お寺の行事や、お盆のことなど
お気軽にご相談いただければ幸いです。
皆さまのご来館をお待ちしております。

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西湘ホール 金子 理紗


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