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ファミリーホール湘南海岸 コラム
作成日:2017/07/27 最終更新日:2021/06/30

施餓鬼(せがき)の由来

暑さも本格的になってきましたね。
夏本番!まさに湘南が主役となる季節と言ったところでしょうか。
初めまして、ファミリーホール湘南海岸の山本と申します。

5月の末よりこちらにお世話になっております。
まだまだ覚えることが多く慣れない故、
皆さんに助けてもらいながら沢山の勉強をさせていただいております。

お盆を迎えた今の時期に改めて気に留める方もいらっしゃるかもしれない
「施餓鬼(せがき)」について今日は書いてみたいと思います。

子供の頃、「施餓鬼」は私にとっては「お祭り」のようなものでした。
親族が集まり、沢山の料理を準備し、従兄たちと遊んだりする行事でした。
なんとなくその意味を知ったのは絵本をもらった時です。

子供向けに書かれた施餓鬼のお話はこうでした。
―もくれんさんはお釈迦様の弟子です。
いっぱい修行を積んで神通力を得たもくれんさんは
死んでしまったお母様に会いたいと神通力でお母様を見てみました。

するとあの世のお母様は餓鬼道に落とされガリガリに痩せて苦しんでいるのです。
もくれんさんはお母様にすぐに食べ物を上げました。
しかし食べ物を手に取るとそれはすべて炎となって燃えてしまうのです。

もくれんさんはお釈迦様に聞きました。
「どうしたら母を救ってあげられますか?」
その答えは
「多くの僧が雨季の修行を終える七月十五日に、ご馳走を用意して経を読み、
心から供養すれば救われる」
と教えられ、その通りにするとお母様は救われた―
と言います。

これが施餓鬼の由来だそうです。
さて、それにしてもこのお母様はいったいどんな罪を犯したのでしょうか?
もくれんさんには大変優しい、素晴らしい母親だったといいます。
そんな人がなぜ?

お釈迦様が言うには、
「あなたの母親はあなたにはとても優しい慈悲深い母であったが、
他人に対しては、非常に欲深い人であった。
その報いで、餓鬼の世界に堕ち、飢えの苦しみに耐えなければならないのだ」
という事です。

自分だけ、自分の身内だけ大切にしても他の人に対して
不親切だったり欲張りであることは思いのほか罪深いのか。

欲しい欲しいというのが餓鬼。
つい欲ばってしまう私にはなんだか身につまされるお話です。
誰にも親切で優しく、慈悲深く。これはなかなか難しい修行ですね。

ちなみに小さい子供を「ガキ」というのは、もっともっとと欲しがる様子からのようです。
他にも施餓鬼の由来には「アナンダvs餓鬼!」といった話もありますので
興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。

ご馳走を用意する際には「お盆セット」をどうぞご覧ください。
只今ファミリーホール湘南海岸にてお盆セットを展示してございます。

ご葬儀(家族葬・一日葬・一般葬・自然葬)のご相談も随時お受けしております。
茅ヶ崎、辻堂などお近くにお住まいの方は、
お時間のある時にお気軽にお立ち寄りくださいませ。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

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