みなさん、こんにちは、小田原式典総合ホールの永田 彩乃です。
梅の花が咲きはじめ、春を感じることが多くなりました。
梅の花といえば香りを楽しんだり、色合いや花の形を見て楽しんだりの他に
梅干しやお菓子として味を楽しんだりもできますね。
我が家には梅畑があり、毎年梅干しを作成しています。
最近だと「はちみつ入り」や「減塩」の梅干しが多いですが、
我が家の梅干しは、はちみつを入れず、塩をこれでもかと入れます。
そんなことを考えていたら、ふとお清めで用いる塩のことが浮かんできました。
お清めの塩はお香典のお返し物についていたり、
式場にご自由にお取りくださいというように置いてあったりします。
清めの塩の意味を知っていても、
なぜ塩なのか?砂糖とかではいけないのか?
少し気になったので調べてみました。
・清めの塩とは
もともとお清めの塩は神道で用いられてきました。
神道では、死を穢れ(けがれ)として扱っているため、
この穢れを祓うために塩で身体を清めます。
ただし、故人の霊を穢れとして清めるのではなく、
寄ってきた邪気を払うためだそうです。
また、仏教では死を穢れとして扱いません。
なので、お清めの塩を必要としません。
しかし、日本では仏教と神道の境界が今のようにはっきりと
区別されていなかったため、お清めの塩を用いるそうです。
ただし、宗派によってはお清めの塩を用いないこともあります。
・なぜ塩なのか
塩には防腐効果があります。
昔はご遺体の腐敗を防止するために塩を用いたそうです。
昔の人はその朽ちていくさまを少しでも抑える効果がある
(穢れを祓う効果がある)塩を神聖なものだと考えました。
最近でも食品などを長期間保存するのに塩を用いたりしています。
また、塩自体も腐ったりしませんし、火で燃えません。
その変わらない様から塩には不思議な力があると考えられました。
歴史的記述を調べてみると「古事記」の
イザナギノミコトの物語に書いてあります。
黄泉の国から帰られたイザナギノミコトは
海水につかって身を清めたそうです。
塩も海からとれるものです。
海にある清めの力が塩に宿っていると考えられたのかもしれません。
・どんな塩でもいいのか
塩にもたくさん種類があります。
お清めの塩に用いる塩は、海水100%の塩がよいとされています。
・お清めの塩は自分で作れるのか
お清めの塩として神社等で販売されています。
また、自分で作ることもできます。
いくつか方法があるそうですが、一番簡単なのは
半紙などに広げて十分に日光浴させるとお清めの塩になるそうです。
いかがでしたでしょうか、なぜ清めには塩を用いるのか
疑問に思っていたことが解決してスッキリしました。
さて、小田原式典総合ホールでは
3月3日(土)に終活ご葬儀展示会を行います。
館内を自由に見学できますし、個人相談も承っております。
家族葬などお葬式に関してセミナー方式で説明も行います。
個別でのご相談も伺えます。
ご葬儀に関して不安なこと・疑問があるようでしたら、
是非この機会にご来館くださいませ。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
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